「アメリカン・スナイパー」は映画監督のすごさを教えてくれる。
傑作中の傑作。
よく色々な人が色々な作品を傑作だと言うが、僕が傑作だと思ったのはこの一本の身です。嘘です。
そりゃあアメイジングスパイダーマンとか猿の惑星とか、好みによって傑作はありますし、本数だって変わってきますよ。
ただ、どれも傑作だと思うポイントって違くないですか?
例えば猿の惑星とかなら猿の動きをあそこまで再現したアクターさんがすごいとか、技術力がすごいとか。
アメイジングスパイダーマンは僕なら、あの小言ずーっと言ってるのが好きとか、ストーリーが単純に好きとか、スーツのデザインとか色々あると思うんですよ。
そんな中で、今回選んだ「アメリカン・スナイパー」のどこが凄いかと聞かれますと、そりゃ色々あるわけですよ。もう細かい所から作りこんでて凄いとか、もう全部凄いんですよ。
その中でも一番凄いと思ったのが、「映画監督の決断力」という物なんですよね。
正直これに関しては10割僕の勘違いだと思いますし、実際はストーリー上の都合でとかそういう理由だと思うんですけど、何も言わんといてください。
よくぞ出してくれた。
アメリカン・スナイパーは題名の通り実際にいたスナイパーの物語なんですけども、ライバルとして「ムスタファ」っていう激強スナイパーが出てくるんですよ。
ただ、この「ムスタファ」ってやつは現実ではライバルとしていたわけじゃなくて、名前聞いた事ある位の存在だったらしいんです。
この事で、監督は戦争を美化するなとかエンターテインメント化するなとか批判されてたらしいんですよ。
でも僕が思うのは、多分批判されるの分かっててやったんじゃないの?って事でして。
「アメリカン・スナイパー」っていう映画はこの「ムスタファ」のお陰で最初から最後まで目標みたいなのがあって、退屈する事なく見れるんだと思うんです。
こういう批判されるのは分かっているけど、映画としても面白くしなければいけないっていう葛藤の結果と言いますか、決断っていうんですかね。
「アメリカン・スナイパー」はそういった物を垣間見れる映画なんです。
この他にも本当に面白いからみて欲しい。
僕は世の中にある映画を全部見たわけじゃないからわかんないですけども、この映画「アメリカン・スナイパー」は僕が見た映画の中では間違いなく一番面白いです。
戦争映画って気が重くなるんだよなぁとか思う方もいると思います。でもこの映画は、そういった感情も込みで面白くなっていきます。
最後のあの独特の怖さはどんなホラー映画にも負けないですし、アクションシーンも勿論あります。メインじゃないですけどね。
なんだろうな。面白い所話すとネタバレになっちゃうんで言えないんですよね。
僕例え話ってめちゃくちゃ下手なんですけど、例えさせていただくとしたら。
アメリカンスナイパーって決してイケメンではないんですよ。素体はイケメンでは無くて、ちょっとイケメン位の感じなんですよね。でも、凄い気が利くんですよ。
座る時に椅子を引いてくれたり、会うたびに褒めてくれたり、本当に些細な事なんですよ。でもそれが段々積み重なってくと知らない内に、あれこの人いいかもってなってるみたいな。
意味わかんないですね。
もう少し単純に言うと、アメリカンスナイパーってストーリ自体はちょっと傑作くらいの出来なんですけど、
主人公が見ている物とカメラが映してるものが違って、映画の中に独特の世界が出来てるとか。登場人物の仕草で分かる怖さとか。そういう本当に細かい所で傑作になってるんですよ。
まぁ何はともあれ見てみないと分かんないですよね。最初からクライマックスなのでぜひ見てください。
ではまたんごまたんご。